第3回:宮原ジェフリーのアメリカ大統領選挙解説
第3回は宮原ジェフリーいちろうによる、アメリカ大統領選挙の解 […]
2020年1月 選挙トークバラエティ「がんばろう有権者!」スタート
フリーランスライターの畠山理仁さんと、Podcast番組「が […]
#だから私は選挙に行かない インタビューさせてくださる方を募集しています
#だから私は選挙に行かない というタイトルで、選挙に行かな […]
第3回は宮原ジェフリーいちろうによる、アメリカ大統領選挙の解説をお送りします。
トランプvsバイデン一色の報道の影に隠れた「その他の候補」に注目した、他では聞けない内容をお送りしています。
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大統領選挙第3の候補者を紹介した宮原ジェフリーのブログ
次回はゲストを迎えてのトークをお送りします。
お便りは bin@jeffrey.tokyo まで
第2回の前半はサンクトペテルブルク留学中の今津みなみによるロシア通信。
ロシア語の勉強や留学のきっかけ、フィンランド人とロシア人の比較などを話しています。
猫背解消エクササイズのYouTube動画はこちら
次回は今津みなみのロシア通信の続きを配信します。
お便りは bin@jeffrey.tokyo まで
吉田みのりが出演するTBSラジオ「アシタノカレッジ」は、11/23(祝)10:00PM〜
「J-POP読書会」をリニューアルした新番組第1回のテーマは「GLAY」
昨年配信されたGLAYのシングル『NO DEMOCRACY』収録の「元号」を語ります。
歌詞(J-Lyric.net)
衝撃の曲、「元号」でGLAYが売れる理由がわかった!?
GLAY描いた「セカイ系」のPVは3人は何を思ったのか・・・
参考記事
GLAYの新アルバム収録曲「元号」がすごい! 令和ブームに逆らい戦争への反省呼びかけ、社会の弱者排除を批判(LITERA)
Apple Podcast
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次回もお楽しみに!!
お便りは bin@jeffrey.tokyo まで
吉田みのりが参加している新雑誌SUOLA
吉田みのりのWeb連載「北欧 フィンランドからの手紙」(Northmall+)
「J-POP読書会」をリニューアルした新番組第1回のテーマは「GLAY」
今年発売されたGLAYのシングル『G4・2020』収録の「ROCK ACADEMIA」を語ります。
歌詞(うたまっぷ)
次回は2019年にリリースされたGLAYのシングル「元号」についてお話します。
お便りは bin@jeffrey.tokyo まで
吉田みのりが参加している新雑誌SUOLA
吉田みのりのWeb連載「北欧 フィンランドからの手紙」(Northmall+)
「J-POP読書会」をリニューアルした新番組第1回のテーマは「GLAY」
中学3年生の時にあった「墨田区事件」とは?
3人の出会いにはいつもGLAYがいた?
それぞれの自己紹介から、音楽遍歴を辿ります。
次回はGLAYの最新シングル「G4・2020」収録の「ROCK ACADEMIA」についてお話します。
お便りは bin@jeffrey.tokyo まで
吉田みのりが参加している新雑誌SUOLA
吉田みのりのWeb連載「北欧 フィンランドからの手紙」(Northmall+)
吉田みのりと宮原ジェフリーいちろうが流行中のJ-POPの歌詞について語る「ほろよいJ-POP読書会」
第2回の課題曲は星野源《うちで踊ろう Dancing On The Inside》
COVID19の世界的流行と”Stay Home”運動の中でSNSを中心に政治を巻き込んで大激論になっている話題の曲。
ゲストに2人の共通の友人で、ロシア・サンクトペテルブルクに留学中のみなみさんを迎えてお送りします。
友達と会えない。飲み会もできない。
ただ、皆さんのこうした行動によって、多くの命が確実に救われています。そして、今この瞬間も、過酷を極める現場で奮闘して下さっている、医療従事者の皆さんの負担の軽減につながります。お一人お一人のご協力に、心より感謝申し上げます。 pic.twitter.com/VEq1P7EvnL— 安倍晋三 (@AbeShinzo) April 12, 2020
和泉式部と連歌についての参考リンク
※福山雅治さんはご自身の文書を出版されたことはないようです。お詫びして訂正いたします。
【ライナーノーツ】
僕がまだ大学生だった頃、J-POPのヒットソングの歌詞がプリントされたポストカードが、ヴィレッジヴァンガードに売られているのを良く見かけた。サビや印象的なパッセージだけではなく、丸ごと一曲の歌詞が、夕焼けや、海や、青い空の写真に歌詞がポップな書体でデザインされ売られていた。いまにして思うとSNSのミームの先駆けのようだ。
洋楽しか聴かずJ-POPにあまり親しまずに思春期を過ごしてきた僕は、似たようなスノッブなティーンエージャーと同様に、そのカラフルなポストカードを生意気な目で眺めつつも、「歌詞」が商品として成立し得るということに嫉妬とふしぎな敬意を感じていたのをよく覚えている。それはポップソング、ことにJ-POPというものだから成立しうるものに思えたからだ。きっとこの世界には、そのポストカードを買って、アルバムの恋人や友だちとの写真の隣に貼ったり、部屋の壁に飾ったりしている若者がいるのだ。そうした若者たちは、お気に入りのヒットソングの歌詞を眺めて、勇気づけられたり、誰かのことを想ったり、頭の中でサビを口ずさんんだりする。それは極めて親密で、ポップソングとして理想的な関係のように思えた。
はじめてこの「ラジオ」についての詳細を聞いたとき、思い出したのはその歌詞カードのことだった。若者たちと、彼/彼女たちの孤独と、そこに寄り添うポップソング。年をとり忙しくなるにつれ音楽の聴き方もだいぶ変わった。それ以上に、僕らが音楽を消費する環境やメディアも著しく変わってしまった。オリコンのヒットチャートなんて誰も話題にしなくなって久しい。それでもヒットソングも、J-POPも、キチンと存在している。
僕も、そして僕の友人であり、このラジオの出演者のふたりもきっとJ-POPのヒットソングとの親密な関係からだいぶ遠いところに来てしまった。
このラジオはきっと出演者のふたりがそのJ-POPとの関係を回復する試みである。かつて東急沿線の高校でバンドを組んでいたふたりも、もうティーンエイジャーではないけれども、いまこの時代にこの年齢になって、ポップソングについて、特に印刷するだけで商品になるようなその歌詞について改めて考え、議論し分析する。そこになにかしらの意味があるかもしれない、あるいはまったくなにもないのかもしれない。でも20年来の友人の元バンドメンバーふたりが、この20年の間で培ってきたアート、政治、ジェンダーといくばくかの人生訓を持ちいて語り合うのはなかなかエキサイティンングだ。
第一回のJポップソングはOfficial髭男ismの「Pretender」だ。SpotifyのJ-POP TOP50でおどろくべきことに、3月時点で未だに2位にランクインしている。キャッチーなメロディと印象的なサビがこころに残り、不思議と口ずさみたくなるこの曲である。この曲もバンドについても詳しいことは知らないけれども、感覚的にこの曲がヒットする理由はわかる(いかにも売れそうな曲、というのは意地悪だろうか)。切なくもポップなメロディはよく出来ているし、サビに入る「グッバイ」のカタルシス的な心地よさがある。そしてサビの「運命の人じゃない」と「『君は綺麗だ』」と、恋愛ソングでは珍しい断定とこのいかにも恋愛ソング的なフレーズの組み合わせだ。このサビは政治とアートで戦うヘテロ男子と、北欧在住のジェンダー系のツイートで注目を浴びているヘテロ女性である出演者の関心も引き、このラジオでも白熱した議論が交わされている。
この曲は歌詞だけを冷静に分析しながら読んでみるとなかなか不思議な曲である。すでに上げたサビのフレーズのみならず「世界線」「人生柄」などの言葉が並んでおり、分析しがいがあると言い換えてもいい。「運命の人じゃない」という言葉や、内省的な世界観からこの曲に現代の若者、ひいては日本社会の「元気の無さ」や無気力感に結論付けるのは簡単だ。でも果たしてそれだけなのか、とも僕は思う。J-POPの恋愛ソングにおいて「運命の人」というのは意外と強力である。運命の人だけどもサヨナラ、奇跡的に出会えた運命の人という曲はいくらでも思い浮かぶし、そこには日本社会の根強い保守的な恋愛感を見てとるのも難しいことではない。間違いなく「『綺麗だ』」と断言できる人に「運命の人じゃない」と言えることは実は非常に特異なのかもしれない。J-POPとは無縁の僕だけども、その特異性にいまの若者たちや、日本社会や、その恋愛感、ジェンダー感の変化を見出すとまでいうのはさすがに大袈裟だけど、なにか希望のようなものが少しでもあれば素敵じゃないか、と思う。
こうしたこの曲の不思議さと、初回ならではのたどたどしさと、海外在住歴の長いみのりさんが日本語をしゃべることと、葛藤しながらああでもないこうでもないと語り合うのを、ふたりの友人になったつもりで楽しんでください。
(大岡洋)
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